自動ドアのセンサーを調整する必要がある場合と調整方法を解説

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自動ドアのセンサーを調整する必要がある場合と調整方法を解説

更新日:2023/06/06

・人がいないのに自動ドアが勝手に開く

・お客様以外の通行人でも自動ドアが反応してしまう

こんな症状にお悩みではありませんか?
上記のような症状は自動ドアのセンサー調整で解決することが出来ます。
ここでは自動ドアのセンサーの調整で改善する自動ドアのトラブルとセンサーの調整方法を解説します。
自動ドアの不必要な開閉にストレスをためている方の参考になれば幸いです。

自動ドアのセンサーを調整するのが必要な理由

まず最初に自動ドアのセンサーを調整する必要がある理由について解説をしていきます。

そもそも自動ドアのセンサーとは

センサーの調整の必要性の前にそもそも自動ドアのセンサーとは何かについて見ていきます。

自動ドアには、基本的にセンサーがその付近に取り付けられます。そもそも自動ドアはなぜ自動的に開くのかといえば、このセンサーが自動ドアに近づいた人を感知してドアを開いているからです。(下記記事も参照ください)

自動ドアの仕組みを専門家が徹底解説

つまり、もし自動ドアのセンサーに何か問題が生じて人を検知できなくなってしまったら、自動ドアに誰が近づいたとしてもドアが勝手に開くことは無いということです。

もし、自動ドアが開かなくなってしまったら、故障を疑う前にまずはセンサーに汚れが無いことを確認してください。ふき取ればきちんと動作してくれるケースも珍しくありません。

センサーの調整が必要な理由

自動ドアの動作においてセンサーが重要な役割を担っていることがわかったところで、そのセンサーを調整することがなぜ必要なのかについて解説します。

前述の通り、自動ドアのセンサーはドアに近づいた人を感知して動作します。

問題は「近づいた」ということの定義、もっと細かく言えば「どこからどこまでをセンサーが『自動ドアに近づいた』と感知させる範囲にするか」を決めることです。この『自動ドアに近づいた』と感知する範囲や感度を決めるのがセンサーの調整の必要な理由となります。

例えばあなたが誰かに「人が近づいたら声を出して」と言われたとします。この時、「近づいた」と判断する距離を決めていないと、声を出す基準が曖昧になります。センサー調整は、その距離を決める作業になるのです。

自動ドアのセンサーの調整方法

それでは実際に自動ドアのセンサーの調整を行うにはどうすれば良いでしょうか?

この自動ドアのセンサーの感度である範囲を決めるにはコントローラーの設定作業が必要となります。

基本的に業者マターとなりますので自動ドア修理業者に相談しましょう。保守メンテナンスのサポートを受けている場合、そちらに問い合わせてもよいです。(ただし無料かどうかはしっかり確認しましょう。)

この自動ドアのセンサー調整は、自動ドアの利便性を維持する上で重要なアクションとなります。例を挙げると下記の通りです。

例1.センサーが感知する範囲を広くとる場合

その自動ドアにちょっとでも近づいたら自動ドアが反応するため、そのドアを通りたいと思っていない人の接近にも反応してしまいます。極端な話、店の前を通り過ぎるたびに自動ドアが開閉してしまうので、ドアの意味が薄れてしまいます。

例2.逆にセンサーの感知する範囲を狭くする場合

今度はドアの前まで近づかないとセンサーが反応しないので、不要に開閉することは無くなります。しかし、センサーに感知されるまでドアに近づかなければならないので、移動速度が速い人が自動ドアを通ろうとすると開くのが間に合わずにドアに激突してしまう可能性が出てきます。

このように、センサーの感知範囲は広すぎても狭すぎても自動ドアの利便性を損なってしまいます。

タッチセンサーにすれば無駄な開閉はなくなる

自動ドアの無駄な開閉にお悩みの方はタッチセンサーに変更することも検討して良いかもしれません。上記の通りセンサーの調整をしても必要用途以外の無駄な開閉はなくなりません。しかしタッチセンサーにすることでその問題は完全に解決します。デメリットとしてはバリアフリーでなくなるという点と追加費用がかかるという点です。センサー式の自動ドアからタッチ式に変更する場合、費用はおよそ4万円~5万円程度ですので一応選択肢の一つにいれても良いかもしれません。

自動ドアの無駄開閉によるロスはどのくらい?

無駄開閉による金額的なロスは「自動ドアの電気代」と「冷暖房の効率低下」の2種類に分けられます。

まず自動ドアの電気代ですがそもそもコンビニのような非常に開閉回数の多い自動ドアでさえ年間2000円程度の電気代ですのでほぼ無視して良いでしょう。

次に冷暖房の効率低下ですがこちらもおそらく無視して良いレベルでしょう。そもそも影響を計測することが難しいのですが、各メーカーともに自動ドアは冷暖房の効率を上げる効果があると宣伝していますが一切具体的な数値を出していません。確かに計測するのは難しいですが例えば自動ドア設置以前と以後で電気代を比較くらいは自信があるならだしても良いと思います。推察するに実際には自動ドアによる冷暖房効率の増減はそこまで気にするようなものではなく、来客数などの方が支配的に冷暖房の効率を決めるのだと思います。

結論として自動ドアの無駄開閉による金額的なロスは無視できるほど小さいです

自動ドアのセンサー調整を業者に依頼した場合の費用

自動ドアのセンサーの調整は通常は15,000円~20,000円程度で行います。
ただしナブコや寺岡の最新機種はコントローラーのロック機能が強固でメーカー以外は対応できない場合があるので注意が必要です。
このように他社に調整させない仕様の商品の場合、調整費用も高額になるケースが多いので自動ドアのメーカー選びはランニングコストも考慮して決定しましょう。
自動ドアの調整や修理の費用相場はこちらにまとめてありますのでこちらも参考にしてください。

自動ドアの修理・交換の費用相場について事例別にわかりやすく解説

まとめ

今回は自動ドアのセンサーの調整について解説をしてきました。

しっかりと自動ドアのセンサーの感度の調整をしないと下記のようなデメリットがあります。

  • 不必要な時に自動ドアが開閉してしまう
  • 自動ドアに人がぶつかって怪我や事故に繋がってしまう

これらのデメリットは自動ドアのセンサーが感知する範囲を調整するだけで防ぐことが可能となります。

そのために素人がセンサーの調整を行うのは難しいため、自動ドアメーカーや専門業者に依頼して調整してもらうのが良いでしょう。業者にお願いする際は一つの業者にお願いすると比較検討できないので、電話でいくつかの業者にセンサーの調整にどれくらい費用がかかるか聞くと良いです。

センサーをしっかり調整して安全に自動ドアを使用していきましょう。

この記事の監修者
著者情報酒井 隆

経歴

自動ドアに携わって17年以上。 大手自動ドアメーカーで8年、自動ドアの製造および施工事業に従事後、自動ドアメンテナンスに合流。 今は中部地方のチームリーダーとして自動ドアの修理工事の指導を行う傍ら、WEB担当として情報発信も行う。

実績

  • 独立後800件以上の施工件数
  • メーカー問わずマンションの自動ドアから大型商業施設の自動ドアまで幅広く経験

保有資格

  • 自動ドア施工技能士
  • 自動ドア保守・メンテナンス管理者
  • 第二種電気工事士
  • 防火シャッター・ドア保守点検専門技術者証
  • 消防設備士免状

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